はるかってどんなみかん?
はるかは「日向夏(ひゅうがなつ)」の種から偶然生まれた品種です。
へたの部分は不知火(デコポン)のような凸があり、へたの反対側には
凹環(おうかん)と呼ばれる丸いくぼみがあるのが特徴です。
大きさは温州みかんより一回り大きいくらいです。(直径7~8cm程度)
外皮はごつごつしていて、硬くむきにくく、内袋も厚く、むいて食べる必要があります。
種もありますが、内袋(じょうのう)の中には果肉がギュッと
詰まっていてプチプチっとした食感が楽しめます。
当園では2月上旬から3月下旬ごろまで販売します。
はるかの特徴
はるかは黄色くて酸っぱそうな外観の柑橘ですが、酸味は少なく上品な甘みがあるみかんです。
当園のはるかは、新植してからまだ数年のため、まだそんなにたくさん採れませんが、
徐々に収穫量が増えてきています。
酸味が苦手な方、さっぱりとした甘みがお好きな方におすすめです。
はるかのあれこれ
はるかは福岡県の果樹園で日向夏(ひゅうがなつ)の偶発実生として発見された品種です。
偶発実生(ぐうはつみしょう)とは、自然に落ちた種や、捨てられた種などから
種子親を超える特性(糖度が高い・種が無い・色が早く付くなど)を持つ
偶然発見された品種のことをいいます。
はるかは種子親の日向夏に比べて、熟期が早く、酸味が少ないのが特徴です。
当園の一番人気「河内晩柑」も文旦の畑で発見された偶発実生です。
はるかの食べ方
外皮が硬く、むきにくいので、ナイフや皮むき器をご利用ください。
内袋(じょうのう)も厚いので、むいてからお召し上がりください。種もあります。
砂じょうの1粒1粒がしっかりとしていて、ギュッと詰まった果肉なので
プチプチとした食感が楽しいみかんです。
はるかの保存方法
風通しがよく涼しいところで保存してください。(常温で問題ありません)
はるかは外皮が厚いため、比較的日持ちするみかんですが、
生ものですので、なるべくお早めにお召し上がりください。